つぶやき発酵コラム | Vol.08 # みんなのつぶやき 2021.03.05

道がおぼえられません。

龍谷大学 微生物科学研究室 教授
さん さん
ボクも気がついたら、すごいとおくの山のなかにいたことがあるよ。
オスキニ 葦郎
島さん
まぁそれはたいへんでしたね。しかし山は良いもんですよね。
植物たちが出むかえてくれたからね。気持ちいい山だったなぁ。帰りは遭難(そうなん)してしまってまたたいへんだったけど、たまにあの山にまた行きたくなる。もうきっと行けないけど。
オスキニ 葦郎
島さん
わたしはもともと研究一点ばりの人生だったんですが、人事異動(じんじいどう)で酵母(こうぼ)を専門(せんもん)とする研究室に配置がえになり、それから酵母とは長いつきあいになります。
たまたま酵母とであえたんだね。
オスキニ 葦郎
島さん
はい、そのときはより道のようにも思い、道にまよった感覚もおぼえましたが、発酵(はっこう)とのつよいごえんをかんじることができたのは、この道を歩きつづけてきたおかげです。
山のなかにいたら、そもそも道なんかないよね。植物たちがおたがいの根っこを土にはりめぐらせて葉をしげらせてるから、ボクがかきわけたところが道になる。
オスキニ 葦郎
島さん
生態系(せいたいけい)のなかでは、微生物(びせいぶつ)は分解者に位置づけられています。すべてを土にかえしてくれる強い味方なんですよ。
土がないと、植物もしげらないもんね。
オスキニ 葦郎
島さん
微生物の有機物(ゆうきぶつ)を分解するプロセスでエネルギーの生産もかなうわけで、しいては地球温暖化(ちきゅうおんだんか)などの環境問題の解決にも役立つわけです。あぁすばらしい、わたしは近しく尊敬をもって微生物とつき合っております。
植物を守ってくれてありがとう、微生物たち。
オスキニ 葦郎
島さん
ところでわたしは、発酵食品のくさみが強い食べ物は少々苦手です。
あぁはやく日本酒のみたい。
オスキニ 葦郎
島さん
何のはなしでしたっけね。
Profile
さん

龍谷大学 微生物科学研究室 教授

1967年生まれ。幼少期(ようしょうき)から小さな生き物に興味をもつ。小さな生物の力を有用物質(ゆうようぶっしつ)の製造(せいぞう)にやくだてることをモットーに、発酵食品の製造や食品はい棄物の有効利用などを共同研究分野として、研究や教鞭(きょうべん)をとり指導にあたる日々をおくる。じつは、くさい食べものが少し苦手。

https://www.agr.ryukoku.ac.jp/teacher/shima.html


Profile
オスキニ 葦郎

おすきに よしろう | 血液型 / AB型

植物や生き物が大好きな葦郎。家は観葉(かんよう)植物でいっぱい。植物にずっと話しかけているのでのどがかわきやすい。人の話をきかないこともしばしば。白湯(さゆ)をよく飲んでおり、週1回は日本酒で植物相手に晩酌(ばんしゃく)をする。

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